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CRAFTMANSHIP 職人について

今こそ、職人第一主義

現在、八橋装院では約30名が働いています。
入社して数ヶ月の社員から40〜50年勤めてくださっている超一流の職人まで、
様々な社員が一体となって、一着一着がつくられていきます。それぞれがプロとしての自覚をもって、
着る人のことを考えて洋服づくりに取り組んでいます。

デザインもロットも様々な洋服を、年間で約15000着を生産している八橋装院ならではの秘密があります。
八橋装院の生産ラインはおおまかに3つのラインにわかれています。(自社ブランドは除く)
現在の仕事の多くは、100着単位の中ロットの仕事、またはひとつのデザインで数着〜数十着しか生産しない
小ロットの仕事がほとんどなので、職人一人で数工程をこなしながら流していくという方法をとっています。

コレクションなどで披露される複雑な構造の芸術作品のような、もはや服とは思えないような洋服を主に縫製するライン、
メンズのジャケットやコートなど工程数が多く、長年の経験や知恵も必要とされる洋服を縫製するライン、
ワンピースなどの女性らしい洋服を得意とするライン。もちろんすべてが合体し、ひとつのラインで取り組むこともあります。
このような体制をとることで、めまぐるしく変化していくファッションに対応してきました。

生産ラインに個性があるように、職人にもそれぞれ得意分野があったりと個性があります。
それはデザインは変われど、その都度、自身の経験や先輩職人からのアドバイスによってそれぞれが「その道のプロ」になるからだと思います。
例えば、大体どの仕事でも衿を担当している職人は、それがたとえ型紙に書いていない些細なことだとしても、
経験と感覚で、臨機応変に対応し、美しい衿に仕上げます。
それは同じパーツを繰り返し縫ってきたその職人だからこそ成しえることなのです。